AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutions データストレージソリューションの設計 問1
データストレージソリューションの設計/リレーショナルデータのストレージ設計オンプレミスの SQL Server 2019 上で、複数のデータベースにまたがるクロスデータベースクエリ、SQL Server エージェントのジョブ、Service Broker を使用する基幹システムを Azure へ移行します。アプリケーションの改修は最小限にとどめ、OS やパッチ適用の管理は Microsoft に任せたいという要件があります。データの格納先として最も適切な設計はどれか。
当サイトのオリジナル問題(AZ-305:Designing Microsoft Azure Infrastructure Solutionsの出題範囲「データストレージソリューションの設計」に対応。実際の試験問題ではありません)
- AAzure SQL Database のエラスティック プールを作成し、データベースごとに移行する
- BAzure SQL Managed Instance にデータベースをまとめて移行する
- CAzure SQL Database のハイパースケール サービス レベルを選択し、単一データベースに統合する
- DAzure 仮想マシン上の SQL Server に移行し、IaaS Extension を有効にして管理を自動化する
正解:B
解説
Azure SQL Managed Instance は、SQL Server とほぼ完全な互換性を持つ PaaS で、クロスデータベースクエリ、SQL Server エージェント、Service Broker(インスタンス内)など、インスタンス スコープの機能をサポートします。OS やパッチ適用は Microsoft が管理するため、改修を最小限にしつつ運用負荷も下げられます。Azure SQL Database は単一データベース単位のサービスで、SQL Server エージェントなどのインスタンス レベル機能を持ちません。Azure 仮想マシン上の SQL Server は互換性が最も高い一方、OS 管理が利用者の責任になります。
下線の用語は 用語集 で意味を確認できます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。Azure SQL Database のエラスティック プールはデータベース間でリソースを共有する仕組みで、SQL Server エージェントのジョブなどインスタンス スコープの機能を提供しません。クロスデータベースの扱いも制約があり、改修が必要になります。
- B正しい。Azure SQL Managed Instance はインスタンス スコープの機能(SQL Server エージェント、クロスデータベースクエリ等)に対応した PaaS で、互換性と運用負荷の軽減の両方を満たします。
- C誤り。ハイパースケールは大規模データベースの容量・スケールアウトを重視するサービス レベルですが、Azure SQL Database の一種であるため、SQL Server エージェントなどのインスタンス機能の要件は満たせません。
- D誤り。SQL Server on Azure VM は互換性が最も高いものの IaaS であり、OS の管理やパッチ適用は利用者の責任です。IaaS Extension は管理を補助するだけで、OS 管理を Microsoft に任せる要件を満たしません。