LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 高可用性プラットフォームの構築 問8
高可用性プラットフォームの構築/フェイルオーバークラスタの構築PacemakerによるHAクラスタの仕組みに関する説明として、正しいものをすべて選べ。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「高可用性プラットフォームの構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- ASTONITHは、応答しなくなったノードを強制的に電源断・隔離し、スプリットブレインによるデータ破損を防ぐ
- BCorosyncは、ノード間のメッセージングとメンバーシップ管理を担い、クォーラムの判定にも使われる
- CSTONITHを無効にすると、フェンシングの完了を待つ時間が無くなるためフェイルオーバーが速くなり、可用性が向上する
- Dクォーラムを失ったノードは、既定ではそのままリソースを起動し続けて処理を継続する
正解:A、B
解説
Pacemakerはリソースの配置・起動・停止を管理するクラスタリソースマネージャで、ノード間のメッセージングとメンバーシップ管理、クォーラムの判定はCorosyncが担います。STONITHは応答しなくなったノードを強制的に電源断・隔離(フェンシング)することで、両ノードが同時に同じリソースを掴むスプリットブレインとそれによるデータ破損を防ぐ仕組みです。クォーラムを失ったノードの既定の動作はリソースの停止で、処理を続けることはありません。
選択肢ごとの解説
- A正しい。STONITHはフェンシングによってスプリットブレインによるデータ破損を防ぎます。
- B正しい。Corosyncがノード間の通信とメンバーシップ管理、クォーラムの判定を担当します。
- C誤り。STONITHを無効にするとスプリットブレイン時にデータが壊れるおそれがあり、可用性はむしろ損なわれます。
- D誤り。クォーラムを失った側は既定ではリソースを停止します(no-quorum-policyの既定はstopです)。