LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤のネットワークとストレージ 問4
仮想化基盤のネットワークとストレージ/仮想化基盤のネットワーク構築SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)の目的として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤のネットワークとストレージ」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A複数の物理NICを束ねて1つの論理インタフェースにまとめ、帯域の集約と冗長化を同時に実現する規格である
- B対応NICのハードウェア機能で仮想機能(VF)を作り、仮想マシンへ直接割り当ててほぼネイティブな性能を得る
- C1枚のNICを複数の仮想マシンで共有する際に、各仮想マシンの通信を自動的に暗号化して分離する
- Dホストの仮想スイッチを必ず経由させることで、仮想マシン間の通信経路を最適化する機能である
正解:B
解説
SR-IOVは、対応するNICのハードウェア自体が複数の仮想機能(VF: Virtual Function)を提供できるようにする技術です。各VFを仮想マシンへ直接パススルーすることで、ホストのソフトウェアによるネットワークスタック(ブリッジ処理等)を経由せず、ハードウェアに近い経路で通信できるため、高いネットワーク性能(低レイテンシ・高スループット)が得られます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。複数NICを束ねて帯域を集約するのはボンディング(リンクアグリゲーション)の話です。
- B正しい。SR-IOVはNICが提供する仮想機能(VF)を仮想マシンへ直接割り当て、ホストのネットワークスタックを迂回します。
- C誤り。SR-IOVに通信を暗号化する機能はありません。
- D誤り。SR-IOVはむしろホストの仮想スイッチを経由せずに通信させることで性能を高める仕組みです。