LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問7
仮想化基盤の構築/仮想化環境のセキュリティ設定仮想マシンにvTPM(仮想TPM。swtpm等で実装される)を提供する目的として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A仮想マシンに割り当てるCPU時間の上限を設定し、他の仮想マシンへの影響を抑える
- Bホストの物理TPMチップを複数の仮想マシンから同時に使えるよう、アクセスを順番に調停する仕組みである
- C物理TPMが無い仮想マシンでも、測定ブートや鍵の封印といったTPM前提の機能を使えるようにする
- D仮想ディスク全体を常に暗号化し、その鍵をホスト側の平文ファイルとして保管する仕組みである
正解:C
解説
TPM(Trusted Platform Module)は、鍵の安全な保管や測定ブート(起動時の各段階のハッシュ値を記録し改ざんを検知する仕組み)などに使われるセキュリティチップです。物理的なTPMを持たない仮想マシンでも、swtpm等によるソフトウェア実装の仮想TPM(vTPM)を提供することで、測定ブートやディスク暗号化鍵の封印(TPMに結び付けて保護する)など、TPMを前提とする機能を仮想マシン上でも利用できるようになります。
選択肢ごとの解説
- A誤り。CPU時間の制限はcgroupsやvirshの設定で行うもので、vTPMの目的ではありません。
- B誤り。vTPMは物理TPMを共有する仕組みではなく、仮想マシンごとに独立したTPMをソフトウェアで用意します。
- C正しい。vTPMはTPMをソフトウェアで実装し、測定ブートやBitLocker等の鍵封印を仮想マシンでも使えるようにします。
- D誤り。ディスクの暗号化そのものを行う機能ではなく、鍵を保護するための土台を提供する仕組みです。