LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問2
仮想化基盤の構築/仮想化技術の動作原理と最適化vhost-netの役割として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- Avirtioネットワークデバイスのバックエンド処理をQEMUからカーネル空間へ移し、性能を高める
- Bゲストのネットワークをホストのブリッジへ接続し、外部と同一セグメントで通信できるようにする
- C物理NICの仮想機能(VF)をゲストへ直接割り当て、ホストのネットワークスタックを迂回させる
- Dゲスト間の通信をホストのメモリコピーだけで完結させ、物理NICを一切使わないようにする専用ドライバである
正解:A
解説
通常のvirtioネットワークでは、パケットの処理がQEMU(ユーザー空間プロセス)を経由するため、カーネル空間とユーザー空間の切り替えによるオーバーヘッドが発生します。vhost-netは、このvirtioネットワークデバイスのバックエンド処理をカーネル空間内で直接行えるようにすることで、QEMUを経由する回数を減らし、ネットワークI/Oの性能(スループット・レイテンシ)を向上させる仕組みです。
選択肢ごとの解説
- A正しい。vhost-netはvirtioのバックエンドをカーネル空間で処理し、パケット処理のオーバーヘッドを減らします。
- B誤り。ブリッジ接続はネットワークの構成方法の話で、vhost-netの役割ではありません。
- C誤り。VFをゲストへ直接割り当てるのはSR-IOVの仕組みです。
- D誤り。ゲスト間通信だけを扱う仕組みではなく、物理NICを使う通信の性能にも効きます。