LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリスト 仮想化基盤の構築 問3
仮想化基盤の構築/仮想化技術の動作原理と最適化virtioネットワークデバイスにおけるマルチキュー(multiqueue)機能の目的として適切なものはどれか。
当サイトのオリジナル問題(LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの出題範囲「仮想化基盤の構築」に対応。実際の試験問題ではありません)
- A1つのvCPUに送受信処理を集約し、コンテキストスイッチの回数を減らして遅延を抑える
- B複数の物理NICを1つの仮想NICとして束ね、帯域の集約と経路の冗長化を同時に実現する
- C仮想マシンが使用できる帯域の上限をキューごとに設定し、他の仮想マシンへの影響を抑える機能である
- Dパケットの送受信処理を複数のvCPUへ分散し、単一キューがボトルネックになるのを防ぐ
正解:D
解説
virtioネットワークデバイスのマルチキュー機能は、パケットの送受信キューを複数用意し、それぞれを異なるvCPUに割り当てて並列に処理できるようにする仕組みです。単一のキューだけでは1つのvCPUの処理能力がボトルネックになりやすいため、マルチキュー化によって複数vCPU環境でのネットワークスループットを向上させます。
選択肢ごとの解説
- A誤り。マルチキューは処理を集約するのではなく、複数のキューとvCPUへ分散させる機能です。
- B誤り。複数の物理NICを束ねるのはボンディング(チーミング)の話です。
- C誤り。帯域の上限を設けるのはQoSやtc等による帯域制御の話で、マルチキューの目的ではありません。
- D正しい。送受信処理を複数のキューに分けて並列に処理し、スループットを高めます。